本格的な陶芸体験

陶芸教室に何度か通っていると、もっと質の良い焼き物を作りたいという欲求に駆られることがあります。
陶芸をするにあたって、こうした向上心は創造性に磨きをかけるうえで必要不可欠です。
今回は、陶芸を本格的に学びたいと考えている方に知っていただきたい、陶芸教室の選び方について詳しくご紹介します。

そもそも、焼き物の作成はプロの職人であっても相当の時間と労力を消費するものです。
作品の質を高め、自分のイメージに近いものを作り上げるには当然ですよね。
素人である私たちが数時間体験しただけでは、心に響くような作品を作るのは困難といえます。

それでも、もっと良い焼き物を作ってみたいという方にご利用いただきたいのが、本格的な陶芸体験です。
一日体験教室とは異なり、何日かに分けて陶芸体験を繰り返すことで本格的な焼き物をお作りいただけます。
内容は教室によって異なりますが、基本的には土練りからの成形、高台を削る、絵付けや釉掛けといった装飾の3段階に分かれているのです。

粘土の形を整えるという作業は、多くの陶芸教室で実施しています。
紐作りやろくろを用いて粘土と触れ合い、土の温かさを感じながら焼き物作りに没頭するのです。
高台は「こうだい」と読み、お茶碗であればご飯を持った状態でテーブルと接する脚のような部分のことを表します。

ここを削るのは非常に繊細で集中力が必要な作業です。
カンナと呼ばれる道具を使って削る粘土の量は少なくても、1回の体験をまるまる消費してしまうほど時間がかかるのです。
削りの作業は地味に思えますが、器全体の印象を大きく左右する重要なプロセスといえます。

削りの魅力に気づけた人は、陶芸の新たな面白さを知ったといえるでしょう。
絵付けや釉掛けを実施している陶芸教室の中には、絵の具や釉薬にまでこだわっているところも多く見受けられます。
装飾に使われる素材が違うだけで、焼き物の仕上がりは雲泥の差となります。

これもまた陶芸における醍醐味の1つとして陶芸好きの方から愛されている工程なのです。
本格的な陶芸体験を実施しているかは、陶芸教室のホームページをご確認ください。

1回限りではなく、複数回に分かれて参加可能な陶芸体験は、皆さんの心の中に思い出として深く刻まれることでしょう。
陶芸教室によってはカリキュラム制を採用し、技術を習得した方のために新たな講座を開いているところもあります。
自分の家から通いやすいか、回避や材料費などはどうなっているのかなど細かい点を確認したうえで申し込みましょう。
陶芸の世界の奥深さを体験したいという人は、ぜひ本格的な陶芸体験をお試しください。